どうも、
そむくくです。
超絶楽しみにしていた個人的に今夏の大本命、絶対観ると決めてた作品です。
トランスジェンダーの主人公がバレリーナを目指す話なんですが、凄まじい内容でした。
主人公のララがラストに取る行動がこの作品の頂点なので、この行動をどう捉えるかでこの作品へのイメージが変わってきます。
これが観終わった直後の感想
映画『Girl/ガール』観。慣れないポワントで必死に踊る姿、足指に血が滲むまで踊り続ける姿、それだけだとただの努力屋さんで終わる所に、外見が変わらない自分を見て自らを追い詰める心情の流れと、余りに切ないラストの行動も描いてて説得力が半端ない。ラストカットはどう判断するんかなあ。 pic.twitter.com/b5yX2Xy0kC
— そむくく (@yoshew) 2019年7月7日
こちらが1日経っての感想
映画『Girl/ガール』プールで遊んでた時のカメラは明らかに主人公の目線で、それは自分の在るべき姿、望んだ姿だったと思うのですよ。それだけに誕生日会?で受けた辱めとラストの行動が自分の中でリンクして、もう泣。ラストカットは主人公の不屈の精神とやり遂げた感かなあ。 pic.twitter.com/LuYhnZyIev
— そむくく (@yoshew) 2019年7月8日
この2つは似ているようで微妙に違います。
見終わった直後は切なくて泣けてきたんですよね。彼女に同情してしまったというか、神様は残酷というか、ネガティブ寄りです。
1日経つと、これは追いつめられたのではなくて、夢のために手段を選ばなかった執念なのではないかと思うようにもなったんですよね。これはポジティブ寄りです。
劇中のバレエを踊る姿がとても美しいのですが、その美しさの裏では血が滲むような努力がある事も映し出されていて、夢を掴むための並々ならぬ努力と精神力が描かれています。
その一方で、同じクラスの女子達から男であることの辱めを受け、精神的に落ち込む描写もあります。
また、ホルモン治療でも身体の変化が見られずに焦る様子、心配する父親との衝突、女としての自分を試すかのような描写もあります。
これらが有ってラストの行動に繋がっていくので、どこに感情移入したかでラストの行動への解釈が変わってくるように思います。
主人公のララを演じているのは男性のダンサーです。
バレリーナとして踊る姿がとっても美しい。
とても男性が踊っているようには見えません。
これでだけでも必見です。
このキャスティングの見事さが作品にとてつもない説得力を与えていると感じます。
お時間が有るときに是非。
それでは、また〜