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映画『空母いぶき』尺に収める都合の良さはあるが観て損はない

2019年5月26日

 

 

どうも、
そむくくです。

佐藤浩市の発言が波紋を広げた作品です。

もともと観たかった作品だったのと、彼が演じた首相の設定がどうだったかの確認を兼ねて観てきました。

原作漫画を読んでいない状態での鑑賞になります。

ネタバレはしておりません。

あくまでも私個人の意見ですので、予めご承知おきください。

この記事は敬称略でお送りします。

 

佐藤浩市が演じた首相はどうだったか

波紋を広げた「ストレスに弱くて、すぐにお腹を下してしまう」という設定、

「お腹を下す」と言う設定は何の問題もなかったです。

トイレから出てくる描写は有ったけど、全く気になりません。

というか、そんな設定だとは言われても分からないです。

それよりも、「ストレスに弱い」ってのはかなり気になりました。

相当なヘタレとして描かれてます。

厳しい顔してるけどヘタレ。

総理大臣は自衛隊の最高指揮官なのに、決断できないんですよ。

あの姿はどうなのかなと。

でもそれが却って最前線の現場(自衛隊、外務省)は良くやっている事を強調している結果になっていて、リアルな感じもします。

監督がイメージした首相の人物像はどうだったのでしょうかねえ。

リーダーシップが感じられないのはねえ…

 

この映画が伝えたかったこと

この作品には中井貴一演じるコンビニ店長が出てきます。

彼は日常生活を送ってるだけ、クリスマスイブを翌日に控えて忙しく仕事をしているだけです。

でも彼こそが自衛隊の立場を最も良く表している人物でした。

彼は仕事中に疲れて寝てしまい、目が覚めたらコンビニの全商品(食料だけ?)が無くなってる(売り切れていた)ことにビックリします。

一人だけ何が起きてたのか知らないんですな。

つまり普段の日常生活では自衛隊の存在を意識することは無いって事がこの映画の肝です。

災害現場以外で彼らの仕事を直接目にすることは、めったにありません。

裏方というか、一般人には彼らの仕事の内容・現場に関しては与り知らない事。

 

そんな自衛隊が表に出る事態になった時、日本国民は覚悟を決めなければならない

 

って事なんじゃないかなと私は感じました。

 

おわりに

この作品は決して自衛隊賛美の内容ではありません。

専守防衛という自衛隊の立場を、自衛隊と政府の両面から上手く表現していると思います。

ただ、2時間強に収めるために都合の良い展開(神業が何度も出てきたり)になってるのが微妙ですけど、

そこはツッコんじゃいけないのかな。

 

戦闘現場(自衛隊)
指揮、外交(首相、政府)
日常(コンビニ店長)
現場と日常を繋ぐ(メディア)

それぞれの戦いが描かれています。

クールな西島秀俊と熱い佐々木蔵之介、思いは同じでもアプローチが全く違うこの2人の対比が面白い。

期待はしていなかったけど、なかなか楽しめました。

 

それでは、また〜

 

おまけ

劇中で対艦ミサイルを迎撃する時にシウス(CIWS)っで叫んでましたでしょ。

それがこれです。

 

 

 

 

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