この記事は敬称略でお送りします。
どうも、
そむくくです。
ネットで暇つぶしをしている時にこの記事が目に止まりました。
今日(14日)日刊スポーツの記事、
24日公開の映画『空母いぶき』に出演している佐藤浩市の発言に対する作家の百田尚樹のツイートと、それに対するラサール石井の「何様?」発言。
これを読んで私が思ったことを今日は書いてみます。(ちょっと重い)
あくまでも私の一方的な持論だってことをご承知おきください。
役者の仕事とは何か
一度OKが出たのにもかかわらず、演じた役者自身が気に入らないということで撮り直しを監督に要求した。
もっとこうしたほうが良いのではないかと意見した。
などなど、監督・演出家に対して役者が物申したと言う話。
これ、私から言わせると言語道断です。
俳優の仕事って何でしょうか?
それは監督・演出家の指示通りに動くことです。
監督の意図を推し量って、監督が描こうとしている世界を再現すること。
それだけです。
監督がOKといったらOKなんですよ。
ラサール石井は「自分の意に沿わないと三流なの?」と言っているようですが、私の考えでは、
はい、三流です。
※「自分の意」の自分を制作側と置き換えています。
だって監督の指示通りにできないんでしょ?
だから自分に都合がいいようにしたいんでしょ?
私は演劇の勉強もしたことはありませんし、一流役者がどういうものかも分かりません。
でもね、そんな私でも分かりますよ。
役者が監督に対して意見を言うなんてとんでもない。
提案でもダメ。
監督の頭の中には作品の設計図があるんですよ。
監督に意見するということはその設計図を破壊することで、絶対にあってはならないことです。
脚本家の倉本聰は、台詞の一言一句、一文字でも間違える事を許さなかったと聞いたことがあります。
役者の想いなんて1ミリも要らないんですよ。
監督の立場からすると、役者自身の想いなんて設計図に載ってない。
邪魔なだけです。
役者が監督に意見を言って良いのは、監督の意図を確認をするときだけ、自分(役者)の考えとズレがないか確認するときだけです。
それは何故かと言えば…
映画は誰のもの?
映画は監督のものだからです。
利害関係者、役者、観客… 誰のものでもありません。
※ここで言っているのは著作権とかの権利関係の話じゃないですよ
どんな作品を作るのかは監督が決めるんです。
これを分かっていない役者は、役者として失格です。
意見を言う役者、指示に従わない役者は即断でクビですよ、普通は。
だって、こんな役者がいると設計図通りに作品が作れないじゃないですか。
早い話が監督はナメられたんですよ。
これと同じことが映画「影武者」の撮影現場でありました。
黒澤明と勝新太郎の確執について調べてみると良く解ります。
あと、仲代達也のウィキペディアで黒澤明との件を読んでみるのもいいですよ。
今回の騒動で一番の問題は、監督が一役者の意見を聞き入れた事です。
「君は黙って私に言うことを聞いていれば良いんだよ」
「余計な事はしないで、演技に集中しなさい」
と言えなかったこと。
いや、言ったのかもしれません。
言ったけれども、取り巻きに押し切られたのかもしれません。
佐藤浩市と個人的に仲が良かったとか、あったのかもしれません。
この監督は日本アカデミー賞の優秀監督賞を受賞しているようですが、テレビ畑の人のようなので、映画界では力がなかったのかもしれません。
何れにせよ、佐藤浩市の意見を取り入れたホントの理由、経緯は私には分かりません。
それでも何が有っても監督が役者の意見を取り入れるなんてことは、絶対有ってはならないんですよ。
(監督が意見を求めたなら話しは別です)
トップの意思が揺らいだら、スタッフの信頼を失います。
監督ってのは絶対君主であるべきです。
ラサール石井も演出家である
さて、ラサール石井の意見についてです。
彼は演出家でもあるんですよね。
だから、今回のラサール石井の発言内容に私はビックリしたんです。
で、こうして記事に書いたという。
ラサール石井は、自分の指示に従えない役者、自分の演出に意見する役者に対して、どのような態度を取るのでしょうか、非常に興味があります。
あなたの言うことは素晴らしいって、簡単に演出を変えるのか。
相手が彼の言う三流なら「お前は黙ってろ」といって、一流なら「ごもっともでございます」って言うんでしょうか。
それとね、記事にある「何様?」て言葉は良くないな。
分別有る大人が使う言葉じゃないですよ。
彼、どうしちゃったんでしょうか。
まとめ
結局、設計図が一部書き換えられてまった。
(今回の場合は、設定を変えるという無茶苦茶な行為)
これがビルなら倒壊する(人が死ぬ)ところですが、この作品はどうなるでしょうか。
公開が楽しみになってきました。
観ること決定です。
上手いこと乗せられたかな。
観た感想は記事にしたいと思います。
それでは、また。