宝塚歌劇 舞台/バレエ/アート 雑記

オペラグラスの選び方

 

どうも、
そむくくです。

以前にオペラグラスの正しい使い方をお送りしました。
今回は選び方になります。(劇場観劇という前提です)

いつもは劇場でレンタルしているけれど、そろそろ自分のオペラグラスが欲しいとお考えの貴方
今使っているオペラグラスがしっくりこないので買い替えたいと思っている貴方

今日の記事を参考にしてみてください。

 

注意する事と知っておいたほうが良い事

オペラグラス(以下オペラ)を選ぶときには注意する事と知っておいたほうが良い事の2つがあります。

注意すること

倍率
大きさ
重さ

知っておいた方が良い事

明るさ

これらについて順番に説明していきます。

倍率

お店に行くと倍率を売りにしたような展示をしていることがありますが、これに騙されてはいけません。

倍率は大きければいいってものじゃありません。

16倍とか20倍とか買っちゃ絶対駄目です。
天体観測するわけじゃないんですから!

あなたが見るのは同じ星でもジェンヌさんってことを忘れないようにしましょう。
大きい倍率で舞台を観ると、手ブレが酷くて観劇どころじゃありません。
それに視界が狭くなるわ、明るさも暗くなるわで、舞台を楽しむには不適です。
ご贔屓さんを大アップで見たい! というなら有りかもしれませんが、ジェンヌさんの動きにオペラがついていけないでしょうね。

倍率は5倍から8倍で十分です。

(10倍はどうかなあ。私は8倍以上で見たことがないのでハッキリ駄目とは言えません。)

8倍で後方の席(微妙な表現でゴメン)から0番に立つジェンヌさんの全身がレンズ(視界)にちょうど収まるくらいです。
宝塚劇場でレンタルしているのが8倍ですので、このくらいがちょうどいいです。

劇場だって馬鹿じゃありません。
観やすいように考えて倍率の合ったもの用意してくれています。

それから、オペラを使ったことがない方はご存じないと思いますが倍率は固定、スマホのカメラのようにズームは出来ないと思ってください。(変えられるモノもありますが非常に少ないです)

大きさ、重さ

これはもう言わなくても解りますよね。
大きいと持ち運びが大変ですし、重いと手ブレしにくくなりますが使ってて嫌になってきます。
こうなると文鎮まっしぐらです。
店頭で買う場合は問題ありませんが、ネットで買う場合は注意が必要。

300gを超えれば重いと思ったほうがいいです。

明るさ

オペラで明るさと言われてもピンとこないかもしれません。
同じものを観るなら明るく見えた方が良いでしょってことです。

たとえ照明が当たっているとはいえ、やっぱり明るく見えるオペラが良いです。
これは、実際に比べてみると物凄〜く実感できます。
私は倍率よりも明るさを重視します。

オペラの使い方では「接眼レンズ」という言葉さえ知っておけばOKと言いました。

明るさを理解するには「対物レンズ」という言葉を知っておくこと便利です。
「対物レンズ」というのは見たいもの(ジェンヌさんですね)に向けるレンズのこと。
もっとわかりやすく言うと、普通にオペラを手に持った時に小指側にあるレンズのことですね。(親指側が接眼レンズ)
ここから数学が出てきますが、一瞬なので我慢して読んでください。

明るさを決めるのは、対物レンズの直径(mm)と倍率で、以下の式で計算できます。

明るさ=(対物レンズの直径(mm)÷倍率)の2乗

ということで、レンズが大きいほど明るく、倍率が大きいほど暗くなります。
明るさは数字が大きいほど明るい事を意味します。

一例として、

倍率 5倍、対物レンズ 20mm の場合
明るさ=(20÷5)2
=16.0

倍率 8倍、対物レンズ 20mm の場合
明るさ=(20÷8)2
= 6.25

この2つだと対物レンズが20mmの時、倍率が5倍と8倍では明るさが倍以上違いますよね。
倍率ってのは結構影響が大きいんです。
ちなみに、明るさ16ってのは優秀です。

オペラの型番には必ず倍率と対物レンズ直径がこの順で記載されているので、その数字から上記の計算をしてみれば明るさが分かるので便利です。(スマホの電卓を使いましょう)

まとめ

まず、絶対に倍率だけで選んじゃダメです。

大きいレンズだと性能は良くなりますが、途端に大きく重く、価格も高くなるので、思った以上にレンズの選択肢は少なくなります。
レンズの大きさは必然的に20mmとか25mmくらいのものを選ぶことになると思います。

従ってオペラを選ぶ時は、

  • 予算
  • 倍率(劇場での利用なら5〜10倍)
  • 明るさを計算して7以上は欲しい
  • 大きさ・重さを考えて、倍率と明るさのどちらを優先するかを見直す

これで絞り込みましょう。
悩んでいるときが楽しいのですが、適当に選ぶと後悔するので慎重に選びましょう。

 

それでは、また〜

 

 

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