(アイキャッチに要らない物が反射してるし、フォーカスが甘い…)
この作品、観たい観たいとずっと思っていたんですが、やっと観てきました
どうも、
そむくくです
いや〜面白かったなぁ〜
まんまと嵌められました
映画『THE GUILTY/ギルティ』観。これ、観たかったんですよ。こういう作り手の賢さが伝わってくる作品は大好きです。声と音だけの極上ミステリーでしたな。いや〜上手いわ。 pic.twitter.com/Awn1TjlYJV
— そむくく (@yoshew) 2019年3月4日
この作品はネタバレ厳禁なので、サクッとお届けします
それでは行きますよ
Here we go!
この作品は
緊急ダイヤル(警察に電話したときに最初に繋がる部署?)で電話番をする主人公が、電話から聞こえてくる声と音だけで事件を解決するって話です
スクリーンに出てくるのは主人公ひとり(と思っていい)
情報は電話から聞こえる音と声だけ
与えられる情報は主人公も観客も同じです
足りない情報を補うのは想像力しかないって事ですね
自分の想像力で登場人物を動かすラジオドラマのような感覚でした
作りがシンプルでいいんですよ
これは助かる
シンプルだから集中できる
集中するから作り手の術中に嵌められる
実は、そこがこの作品の醍醐味なんですよ
えっ? てなった後、そう来たか、上手いな〜と感心
でもここで一件落着とはいきません
犯人が判った後もまだストーリーは続きます
制作陣に「まだ終わりじゃありませんよ、はい想像力〜」言われているようで、ラストまで緊張感が続きます
一時も安心させてもらえません
想像力をかき立てるストーリー展開の巧みさが見事です
この作品を観て思ったのは…
こういう作品が何故邦画で作れないのか、と言うこと
この作品の制作費は幾らなのでしょうか
極端な話、この作品を作るのに必要なのは
- 一部屋
- 机
- 椅子
- 固定電話1台
- 携帯電話1台
- ヘッドセット1台
- 俳優数人
これだけです
おまけにロケも不要
アイディア1つでこれだけの物が作れるんですよ
公開されるのは、
ろくに芝居の勉強もしていない話題性だけの人が主演
こんなの誰が観るのってな幼稚な作品
安易な病気物
救いが無い話
こんなのばかり
私の中で邦画離れが加速しています
何とかなりませんかねえ
まずは、制作委員会方式を止めることから始めて欲しいわ
まだ観ていない方へ
この作品は単純で解り易い作りなので初見一発で楽しめますから安心して下さい
予告編を見て興味が持てたのなら思い切って観てみましょう(あくまでも自己責任ですよ)
もしハリウッドでリメイクされたら
かなりの面白さがあるので、ひょっとしたらハリウッドでリメイクされるかもしれません
ハリウッドの場合、例外なく主人公がどういう人物なのか掘り下げが行われます
その多くは私生活の描写
家庭があるなら必ず家族の描写があります
この作品の主人公は自身が問題抱えていてパートナーに出て行かれているので、
- 幸せだった頃の日常生活と夫婦の描写
- 夫婦間のちょっとしたすれ違い
- 別れ
- 自身が抱えている問題の発端となった事件の回想、もしくは事件のフラッシュバックに苦しむ姿
- 処方されたオレンジのピルボトルを取り出す主人公(これなんてお約束だよね)
もうね、目に浮かびますわ
私が思うに、こういうのは全部要らないです
邪魔なだけです
でもハリウッドはこれを描くんですよ
何故なんでしょうかねぇ
こんな事言ってても、リメイクされたら観るんだろうなあ(^^;)
んじゃ、またね。