リターンズと言うからには、オリジナル(1964年制作)があります。
私はこの作品を観たことはありませんが、舞台版なら観たことがあるので、どういう話かは知っていました。
この作品は、オリジナルでメリーポピンズに教育された子供達が大人になり、当時の自分たちと同じ年頃の子供がいるという設定で、そこに再びメリーポピンズがやって来て…という話です。
ここが良かった
なんと言ってもメリーポピンズが繰り出す魔法のシーン。
とても夢があって、いいなぁと。
ディズニー映画には欠かせない、「諦めるな」「不可能なんて無い」という強いメッセージがあります。
是非、子供達に観てもらいたい。(でも長尺なのがなぁ…)
あとは、発音の綺麗なイギリス英語。
とても上品で、聴いてて気持ちが良いです。
ここが残念
この作品は続編です。オリジナルを知らないと面白さ半減です。
ミュージカル仕立てのファンタジーなのでオリジナルを知らなくても楽しめます。
しかし台詞で説明されない部分では、オリジナルを知らないとただの映像になってしまいます。
メリーポピンズが最初に空から降りて来るシーン、このシーンはオリジナルを知っていると非常に感慨深い物があります。
しかも、今回は彼女が手に持つのがトレードマークの傘じゃない。
もうこれだけでニヤリとしてしまいます。
それだけじゃありません。
彼女の台詞回し、彼女が持つバッグから小物が次々に出てくる様に、
ああ、これこれ!
と頷いてしまうのもオリジナルを知っているからこそです。
メリル・ストリープ
出てました?
全く気づきませんでした。
字幕版
私が観たのは字幕版だったのですが、ダンスのあるミュージカルショーを思わせるシーンでは字幕はキツかった。
字幕だとリズムに乗せられないのですよ。
せっかくの楽しいシーンになる筈なのに、リズムに乗れない。
こんな残念な事はありません。
長尺過ぎ!
130分は長いよ。
まだ終わらないの?このシーン要る?って何度思ったことか。
最後まで観てドッと疲れました。
あと20分、短ければ良かったのに…
私としては、
日本語吹替え版を観るんだったと激しく後悔。
観に行った映画館では吹替え版はやってなかった。
吹替え声優キャストは、舞台版でメリーポピンズを演じた平原綾香。
お笑い芸人を使うような馬鹿なことはしていないようなので、期待して良いと思います。
ミュージカルだから歌詞は台詞と同じ。
やっぱりが台詞が理解できて、リズムに乗れることが一番大事。
楽しみたいなら吹替え版
英語に拘りがあるなら字幕版
これで決まり。
んじゃ、またね。