宝塚歌劇 星組

星組大劇場千秋楽を観たら、紅ゆずると昭和のあの大スターが重なって見えた

どうも、
そむくくです。

この記事は私の独断と偏見です。
違うと思う方もいらっしゃるかと思いますが、ご容赦を。

8/19 大劇場千秋楽を観てきました。

写真は事前に配られていたペンライト。
サヨナラショーで、ANOTHER WORLDの時にフリフリしました。

サヨナラショー前のメッセージ紹介で、「端にいた」「いらない子」と自身を表現していた紅さん。
彼女は多くの人に愛され、男役TOPにまで上り詰めました。
退団公演は彼女の持ち味を存分に発揮できるコメディでした。

私が見た公演での彼女、千秋楽で見せる退団者への言葉と振る舞いから見られる素の彼女が1人の昭和の大スターと重なって見えたんですよね。
その人の名前は、

植木 等 (うえき ひとし)

皆さんは植木等をご存知でしょうか?
若い人は知らないかな、
親御さんの世代でもギリギリ知っているか、知っていてもコメディ路線ではなく性格俳優としてでしょうかね。
彼のコメディアンとしての全盛期は1960年代ですから祖父母の世代ですね。

植木等は「無責任男」をキャッチフレーズにして多くの映画、コメディソングをヒットさせました。
メディアに出てくる彼の華やかさとは違って素顔の彼は、酒・ギャンブルはやらないとても真面目な人物であったと言われています。
黒柳徹子は彼を「有責任男(うせきにんおとこ)」と評したとか。
(彼の為人はググってみてください。「スーダラ節」を歌うべきか悩んでいた植木に対して、彼の父親が言った言葉も面白いですよ)

1990年に植木等が歌唱したアルバム「スーダラ伝説」がリリースされヒットしました(確かこの歌で紅白歌合戦に出たはず)。
私も購入してヘビロテしていたことを思い出します。
このアルバムに収録されている曲の中で、紅さんにぴったりな曲があるのですよ。
しんみりくる良い歌詞もあるので、いくつか載せておきます。(作詞は植木さんではありません)

 

スーダラ伝説(メドレー)

コメディエンヌとしての紅さん満載です。
これを聞くと元気が出ますよ。
数十年前の歌ですけど、今の世の中にこそ必要な、多くの人に聞いて欲しい歌だと思います。

※メドレーなので歌詞が長いため、掲載はしません。ググってみてください。
動画もネットに有るので、できれば動画で見て欲しいです。
豪快に歌う植木等の姿と紅さんが見事に重なります。

 

笑えピエロ

公演が終わって、退団の挨拶の様子が脳裏に浮かびます。

僕は君を笑ってる
君は僕を笑わせる
笑おう 笑おう 笑おう 笑おう おもいきり
君もピエロ
僕もピエロ
誰でも心は泣いている
心は泣くのにいそがしい
だから
笑うと涙が出てくるぜ
ほら涙が出てくるぜ

君は僕を夢見てる
僕は君を夢見てる
見よう見よう眼をとじて
せめて今日は
せめて今は
誰でも心は淋しいぜ
心は一人で泣いている
だから
笑うと涙が出てくるぜ
ほら涙が出てくるぜ

ほら涙が出てくるぜ
ほら涙が出てくるぜ
ほら涙が出てくるぜ

歌唱:植木等
作詞:浜口庫之助
作曲:浜口庫之助

 

 

銀座イエスタデイ

東京公演の大千秋楽の翌日には、こんな感じになるのでしょうかねえ…
そういえば大劇場千秋楽の後は雨でしたね。

みゆき通りの ティールーム
マンボズボンの バンドマン
それは たしか 俺だった ような
そんな気がする 今日の雨
ああ、あのころは あのころは
銀座イエスタデイ

ポニーテールの 女の娘
あれはテネシー ジャズ喫茶
そうね たぶん 最初だった ような
思い出させる 今日の雨
ああ、あのひとは あのひとは
銀座イエスタデイ

赤いネオンの 有楽町
日比谷 日劇 西銀座
みんな みんな 夢だった ような
忘れられない 今日の雨
ああ、つかのまの つかのまの
銀座イエスタデイ
銀座イエスタデイ

歌唱:植木等
作詞:伊藤アキラ
作曲:宮川泰

 

なんだか植木等の話メインになってしまいましたが、どうしても書きたかったので。

 

それでは。

 

 

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