どうも、
そむくくです。
この作品、「ゾンビ」と「ミュージカル」の融合って触れ込みで、ポスター見てこりゃ面白そうだということで早速観てきました。
この記事はあくまでも私個人の感想です。予めご了承ください。
ミュージカル?
これをミュージカルと言ってはイカンと思うよ。
確かに要所では歌ってました。
映画の冒頭にはダンスシーンもありました。
それでも、違うんだよなあ。
ストーリーは、
主人公のアナが暮らす街は平穏で、彼女にとっては一刻も早く抜け出したい閉塞した社会。
そんなある日の朝、アナが目を覚ますと街中にゾンビが溢れてしまっている状況に。
最初、現実を受け入れられなかったアナだけど、現実を認めこれからどうするかを考え始める。
ここまでが導入部。
朝目覚めた後、街の状況に気づいていないアナが、ヘッドフォンで音楽を聴いてご機嫌に歌いながら自宅周辺を歩いているその後ろでは、ゾンビと人間の攻防戦が繰り広げられてる。
その絵面が斬新だった。
これ観て「おお、これは!」って期待値が一気に上がったのですよ。
でも、ここから後が普通のゾンビ映画になっちゃった。
所々コメディ要素があったけど、ラストに向けてアナの友達が次々にゾンビになっていくというお約束の流れで、見ててダレてしまったし。
要所で歌うけど楽しくないんだよね。(希望が見えないから当たり前っちゃ当たり前)
ダンスも最初だけだし。(ゾンビとマジで戦ってるからダンスどころじゃない)
自分の中では、
ミュージカル = 楽しい
って式があるからさ(最初は楽しかったよ)、そういうの期待してただけに観終わって、
う〜〜〜ん
普通のゾンビ映画じゃん…
いやね、レ・ミゼラブルとかミス・サイゴンみたいな悲しいミュージカルの傑作が有るけど、あれは感情移入が半端なくて、とことん泣かせてくれるから良いんですよ。
この映画は泣けないしなあ。
ミュージカルという言葉に過剰に反応してしまった自分が悪いんですけどね。(こういうの多いな)
でもさ、冒頭でめっちゃ期待値が上がったのよ、ホントに。
あれがラストまで続いてくれてば、どれだけ良かったことか。
ダンスをバリバリ入れられるように知恵を出して欲しかった。
こうしてみると、マイケル・ジャクソンのスリラーのPVが如何に偉大だったかが良く解りますね。
ん〜〜惜しいなあ…
結局
この映画が伝えたかったのは、
そこに当たり前のようにあると思っている人生は、世界が変わると簡単に無くなってしまうよ
ってことだと思うのだけど(私見)、
ゾンビとマジで戦う内容をミュージカルに結びつけるのは厳しいかな。
映画『アナと世界の終わり』ここから抜け出したいって思ってる事自体が幸せなんだと気づかせてくる。ある日突然、息する事が希望な世界に変わったら、どうする?
ミュージカルと期待しないで、普通のゾンビ映画に歌が入ってるとして見た方が気負わず自然に観られると思います。 pic.twitter.com/ajIBdJ8GmE— そむくく (@yoshew) 2019年6月3日
それでは、また~