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99番に立つ

宝塚歌劇 星組『霧深きエルベのほとり』東京公演千秋楽は泣いて笑ってまた泣いて

2019年3月25日

 

今日はライブビューイングを観てきました。

どうも、
そむくくです。

今日の公演は思いもよらぬハプニングが起きましたけど、とっても良い公演でした。

 

霧深きエルベのほとり

これまでに3度劇場で観ていますが、観るほどに演者と役の境界が薄れてきて、より感情移入し易くなっていると感じられたので今回のライビュは楽しみでした。

話の展開も分かってはいるのに、やっぱり「幸せになれ」のシーンで泣いてしまいましたね。

幸せの絶頂からの別れ。

愛しているからこそ相手の幸せを願って自ら身を引くという、思いっきり昭和なんですけどこれが私の琴線に触れるんです。

毎度のことなので無意識に自分から泣きに入ってるかもしれませんな 笑

エルベは本当に良いお芝居でした。

良い物は時代を超えていつまでも残っていくんだなと、しみじみ思います。

 

ESTRELLAS

ショーが始まって紅さんの最初の歌唱のとき、何だかとても歌いにくそうにしているのに気が付きました。

呼吸もしづらいように見えて、どうしたのかと心配で紅さんが出ている場面は気が気でなかった。

中詰で捌けるときに銀橋から客席に向かって両手を合わせながら

「声、ゴメンナサイ(意訳)」

と何度も謝りはじめた紅さん。

ショーの最中に謝っているトップさんは初めて見た。

紅さんのお人柄が垣間見られて、何かホッコリしたというか、笑っちゃいました。

退団者の挨拶の後だったか、カーテンコールの中だったかな、紅さんが自分の声が出ていなかったことについて、

「お芝居の最後に喉を壊してしまいまして…」
「プロとして失格…」

と、うるうるしながらの告白

いやいや、あの声は普通の状態じゃなかったって事は皆解ってたし、逆に丁寧に発声して最後までよくやりきったと思います。

紅さん本人も言っていましたが、良い思い出になったのではないでしょうか 笑

 

 

 

七海ひろきさん

大階段を降りてステージのセンターまで歩く姿、男役として歩く最後の姿、袴姿なのにその格好良さにもう感動。

仕草のひとつひとつ、話す一言の声・口調、男役としてこれほど完成された人は他にいないんじゃないかと思うくらい素敵な人でした。

 

 

彼女の代わりは居ない、唯一無二の人。

挨拶が終わって、退団を現実として受け入れざるを得なくなり、もう彼女の男役を観られないのかと思うと、残念(泣)

彼女が抜けた穴は大きいよなあ。

それでも、こうやってバトンを繋げていくんですよね。

 

 

それでは、また。

 

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