どうも、
そむくくです。
劇場での観劇時、にオペラグラスを使っている方も少なくないと思います。
ご贔屓を「大きく・鮮明に」見るための必須アイテムですね。
いま私が使っているオペラ、これが大きくてバッグの中で嵩張るのが気になってました。
もうそろそろ買い換えようか、今はどんなオペラがあるのかな、とネットで情報収集していたところ、防振機能付きの双眼鏡の記事にたどり着きました。
ユーザレポートを見ると「もっと早く買っておけば良かった」等、なかなか良さげ。
この記事を読んで、手ブレが原因で目が疲れる、一回に長時間見られなくて何度もオペラを上げ下げしてしまって集中できないこともよくるなあ、と染み染み思い出し、いい機会なので防振機能付きを買ってみるかと購入。
先日、宝塚観劇で防振機能付きオペラの初陣となりました。
※今回の記事は劇場での利用を前提にした内容になっています。ドームや屋外での利用は考慮していませので予めご了承ください。
これ買いました
買ったのはコレ。
Kenko 防振双眼鏡 VC Smart コンパクト 8×21(8倍 21口径)
明るさ:6.8
サイズ:135x120x50mm
重さ:360g
アイレリーフ:16mm
※メーカサイトより
大きさがわかるように、免許証を手前に置いてみました。(パースがかかってて良く分からない?)
これが防振機能ON/OFFスイッチ
ONのときはここが緑に点灯します。
録音・録画していると間違えられるのを防ぐために、スライドで点灯部を覆うことができる親切設計。
防振機能はバッテリーを使います。
本体左手側に単三アルカリ乾電池1本を入れます。(写真は蓋を外している状態)
電池持ちは約10時間(だそうです。現時点でまだそこまで使っていません)。
電池が切れたら只の重いオペラになります。
防振ON時に一定時間操作がないと防振OFFに自動で切り替わります。(操作は無関係で時間だけかもしれません。)
防振ONは10分で自動解除されます。(オートタイマーオフ機能)
こうなった場合は防振スイッチを一度OFFにしてもう一度ONにする必要があります。
付属品は、
- 布製ポーチ(持ってみると意外にふっくらしていて裏起毛)
- ストラップ(一般的なオペラグラスのそれよりも太い)
- 単三アルカリ乾電池2本
重くて嵩張るから買い換えようとしたのに、結局はもっと重くてサイズの大きな物を買ってしまいました。
使ってみた
結論から言うと、素晴らしい!!
いや〜凄いです、防振機能!
もっと早く買っておけば良かった(笑
小刻みにブレブレな状態から防振スイッチをONにした瞬間に、
ピタッ
というか、
シーン(この感覚!!)
となります。
どんなに自分が動いても全くブレません。
ハッキリ見える
めっちゃ楽しい
このオペラはかなり重量があるのですが、全くブレないので見ることに集中してしまい、重さを感じる暇がありません。
手ブレが無いだけでこんなに快適になるのかと感動しました。
ライブ中継を見ていると、
カメラさん、そこじゃない!
って、カメラワークに突っ込み入れたくなる時がありますよね。
あれが無くなると言うか。
自分の見たい物を見ることができる、ひとりライブ中継といった感じです。
光学式の手ブレ補正なんですね。
これはソフトウェアで画像を加工していないので画像が綺麗ってことです。
こんな人におすすめ
- 手振れするのでオペラを使うのを諦めている
- ご贔屓さんを快適にしっかり観たい
- 眼福の為ならオペラの大きさ・重さは我慢できる
私としては、皆さんにお勧めしたいです。
デメリット
- 価格が高い
- 重い
- 大きい
- 余りに視覚が快適なので、視覚以外の情報は全く入って来ない
- 思った以上にクリアに見えるので、目が疲れる(かもしれない)
5重苦です(泣
特に価格。びっくりするほどお高い。
私が買ったときは 49,000円でした。(ひゃー)
8倍率でこの価格ですよ。
ちょっと信じられません。
視覚以外は複数回観ることでカバーですね。
でも、気づいたらオペラ使っていると思いますよ。
それくらいの破壊力があります。(私感)
気になったこと(この製品に関して)
明るさが6.9で暗いこと。
今使っているオペラが9.6なので、やっぱり暗い。
これは対物レンズの径が小さいことが原因です。(明るさ=レンズ径÷倍率の結果を2乗したもの)
でも、暗いと言っても観劇に支障はありません。
ただ、オペラは明るいのが正義なんですよね。
私はオペラは裸眼で使うのですが、目とオペラの位置が少しでもズレると視界の一部が黒くなって見えづらくなったこと。
この原因がこの個体なのか、製品なのか(レンズ径が小さい)、私の眼なのかがハッキリしないのですが、とりあえずこういう事があったと言うことはお伝えしておきます。
(因みに私は乱視。それに斜視があります。今使っているオペラでも同じ現象があるので、私に原因があるような気がします)
新品だからなのか、レンズを目の幅に合わせる可動部がとんでもなく硬かったこと。
壊れるんじゃないかと心配するくらいに力を入れて動かしました。
防振スイッチは扱いやすい位置にあるのですが、左目のピント調整ツマミが対物レンズの近くで扱いにくいこと。
ただ、ピント調整は何度もしませんし、防振スイッチを扱う頻度の方が圧倒的に多いのでこれで問題ありません。
電池が10時間で切れるのは厳しいかも・・・
観劇途中で電池切れは悲しいです。
電池を気にする必要があるのは意外とストレスが溜まるかもしれません。
買う前にレンタルして試しましょう
この記事を読んで興味を持たれた方に一言。
防振機能付きオペラをいきなり購入するのは
絶対に止めましょう。
買った後で後悔するにはあまりに高額過ぎます。
倍率だけではなく大きさ、重さ、操作性も大切なので、初めはレンタルがお薦めです。
納得いくまでいろいろな製品をレンタルして相性を確認しましょう。
購入はその後で決めても遅くはありません。
私は概ね満足していますが、調整がシビアなことだけが気になっています。
以上になります。
この記事がお役に立てれば幸いです。
皆様のより良い観劇ライフを願って。